未だ収束しないコロナ禍の中で、定期健診や人間ドックなどの受診控えが起こっていますが、健康を維持するためには、疾病の予防、早期発見、そして、早期治療が大切です。
生活習慣の変化による生活習慣病の発生や重篤化は、健診による診断と指導で、発生を予防するとともに(未病といいます)、その重症化を防ぐことができます。肥満や脂質異常、高血圧症は多くの人に見られ、生活習慣の改善が重要で、早期に診断し、生活習慣が改善されれば、薬を内服することなく治療ができます。糖尿病や腎臓病についても同様で、早期の診断と治療、そして、定期的な受診による重症化予防は必須です。
日本人の死因の第1位は悪性新生物(がん)で、年間、100万人の方ががんに罹患し、約38万人が死亡しています。多くのがんは検診によって早期に発見され、早期に治療することができます。がん検診は定期的に受けましょう。
健康な社会を作るためには、我々の健康意識の一層の向上が望まれます。日本人の平均寿命は世界のトップですが、それに伴う健康寿命の延伸があってこそ健康な生活が続けられます。
今後も、皆様方の健康を守り、ご家族の健康を守り、そして健康な職場作りを支援し、社会全体が健康になるように、淳風会健康管理センター職員一同さらなる研鑽と施設の充実に努めて参ります。
一般財団法人 淳風会 医療診療セクター セクター長 春間 賢
淳風会健康管理センター倉敷は、2020年4月1日、倉敷市連島に淳風スクエアとして新たにスタート致しました。経験豊富な専門医、スタッフが最新の検査機器、エレベータも別々にした男女別フロアの環境のもと、健康管理、健康増進のプロとして、皆様をお迎え致します。
特に、新たに設置した内視鏡センターでは、上部内視鏡は経鼻内視鏡を基本に苦痛の少ない検査と最新の内視鏡機器による質の高い検査を行っています。大腸内視鏡検査も導入しました。飲みやすく確実な大腸前処置、楽に挿入でき拡大機能を備えた最新の内視鏡、小さな腺腫はその場で日帰り切除可能、など可能な限り受診者様に負担の少ない検査を行っています。
専門医によるリスク診断に基づいた診断と説明、新たに設置したクリニックにおけるピロリ菌除菌など治療との組合せにより、消化管癌の予防に取り組んでいます。
一般財団法人 淳風会 淳風会健康管理センター倉敷 センター長 間部 克裕
淳風会健康管理センター倉敷は、倉敷クリニック、タニタ食堂を含め「淳風スクエア」として連島の地に新規開設いたしました。
コンセプトはコンパクトな動線と男女別フロアの実現であり、受診された方からは好評を得ており、今後も受診者様の目線で、快適に健診が出来ますようスタッフ一同注力していきます。
健診当日には、健診結果により保健師による生活習慣のアドバイス、栄養管理士によるカウンセリング、タニタ食堂にてご提供のランチは味覚・栄養の参考にしていただけます。
事後フォローとして、一次健診で異常のある方には労災二次健診を実施することにより、3か月以内のきめ細かいフォローアップを行うことで、生活習慣病の克服、健康寿命の延伸をサポートしています。
人生100年時代を生きる現在にあって、少しでも Quality of Life を高めるよう自己努力が必要ですが、私どもはそのお手伝いをすることをモットーに、目指すのは、受診者一人ひとりの心に響くよう、未病の段階での適切なアドバイスができますよう、寄り添っていけるように【Beside You】努力を続けてまいります。
どうか末永くご活用、ご利用くださいますようお願い申し上げます。
一般財団法人 淳風会 淳風会倉敷クリニック 所長 中山 雅人
Beside You(終生にわたり寄り添う)
「健康づくり・健康維持」は幸福な人生の基本であり、不断の努力が必要です。私たちは、お一人おひとりの「健康づくり・健康維持」を支えるために、健診・検査結果を基に、終生にわたり寄り添います。