4月10日
3月26日、健康管理センター岡山で健診システムトラブルを想定したシミュレーションを行いました。現在、センター岡山や倉敷では、診察や検査の待ち状況・順番などをシステムで管理しており、できるだけ待ち時間が短縮されるよう各検査担当スタッフが、配慮して次の検査へ案内を行っています。
今回は、このシステムが使用できなくなった場合を想定し、名前や検査項目を印刷した用紙を使用して健診を実施しました。対応方法としては、受診者の方の個人情報や、受診項目、問診情報等最低限の必要な情報が記載された受診票を打ち出し、その用紙を各検査にかごを準備し、受診票とともに受診者の方に各検査を回って頂くという運用です。スタッフ側として、普段はシステム内で確認をしている、病歴や注意事項等の確認箇所が変わり見落としやすくなることを実感しました。さらに、体調が悪い方や聴力障碍がある等、特別に配慮が必要な受診者様の情報をスタッフ間で共有することが難しく、より一層の配慮と工夫が必要だと感じました。
参加したスタッフからも、「病歴やアレルギー、検査内容、案内する順番を確認する重要性を再認識できた。」「待機人数が把握しづらく、受診者同士で案内されている検査が重なってしまう。」といった意見が寄せられました。
システムトラブルを回避することが最も重要ですが、万が一の事態にもスムーズに健診を受けていただけるよう、スタッフ間で対応方法を再確認することができました。今回のシミュレーションを通じて課題や問題点が明らかになり、今後とも運用方法を改善していく所存です。これからもシステムや運用の改善に努め、受診者の皆様により良いサービスを提供できるよう取り組んでまいります。
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