月別アーカイブ: 2024年5月

台湾の学会に招待され講演してまいりました

 先月(令和6年4月)のことになりますが、台湾の産業保健関連の学会から招待を受け、台中市および高雄市で講演をしてまいりました。
台湾は、日本からの影響もあり、産業保健の盛んな国です。頻度は年齢により異なりますが、定期健康診断も義務化されています。労働災害の制度があり、業務上の病気や怪我について生活費や治療費が支給されます。台湾でも働く人のメンタルヘルスが大きな課題になっています。
 4月19日午後に岡山空港から台北・桃園空港へ飛び、台湾新幹線に乗り換えて台中市に到着。翌朝、台湾産業環境医学会と台湾産業衛生学会とによる合同学会の会場である台中医科大学で働く人のメンタルヘルスについて講演をしました。会場には、台湾の半導体メーカーTSMCの主任産業医もおいでになり、大変ためになったとおほめの言葉をいただきました。
 4月20日には台湾新幹線で南下し、高雄市に移動。翌日は高雄医科大学と高雄市民病院が主催する「2024年職業性傷病に関する会議:台湾と日本の職場のメンタルヘルスの予防、診断、治療、リハビリテーションに着目して」で2つの講演をしました。この会議は、以前、東京大学時代に短期留学を受け入れた楊鎮誠医師(高雄市民病院労働衛生科長)の企画によるものでした。楊医師のグループからは、業務中に負傷した航空機整備員のリハビリテーションを心身両面から援助した事例報告がなされ、大変興味深く感じました。
 以前から親交のある台湾の友人・知人に会い、特に楊医師との再会をうれしく思いました。台中市、高雄市へは初めての訪問で、台湾南部の気候・風土や台湾新幹線が日本のそれとそっくりであることを楽しんで帰国しました。台湾の産業医や保健師が岡山を訪ねたいと言ってくれてます。彼らが来たときには歓待しようと思います。

一般財団法人淳風会
代表理事 理事長 川上 憲人


※写真:台湾での学会の講演集


※写真:高雄市民病院での講演の様子


※写真:高雄市民病院労働衛生科の楊鎮誠医師とスタッフと。手に持っているボールは彼らが開発した握力を鍛えるリハビリテーション用器具。本ブログへの写真掲載許可済

正しい健診結果をお返しする為の機器点検と手技確認!

5月17日(金)

集団健診部では、受診者様に正しい健診結果をお返しするために、精度管理を行っています。測定機器は健診開始前に始業点検を行っています。また1年に1度、専門業者に機器の点検をお願いしています。

検査手技は精度管理の年間教育計画があり、情報機器検査や血圧測定等、1年に1度標準作業書を遵守できているか、上司が確認を行っています。5月は保健師、看護師、臨床検査技士を対象に騒音検査の手技チェックが行われました。騒音検査は昨年4月にガイドラインが改訂された為、対象者ごとに検査項目が異なり複雑です。この教育計画ができたことにより職員からは「毎日多くの受診者様を検査します。上司が確認する機会があることで、正しい検査方法を保つ機会となっています。」との声が挙げられました。また検査手技と合わせ、タブレットに検査結果を登録する方法の確認も行っています。

このように確認を行うことで、スタッフ1人1人のスキルアップや精度の担保に繋がっています!

集団健診部 2024年度春の大掃除

5月1日(水)

4月27月(土)に年2回実施している集団健診部の大掃除を行いました。
春の大掃除は例年5月に行われていましたが、新人歓迎会と合わせて行うために、今年は4月に開催されることとなりました。
今回はあいにくの雨であり、乗用車のワックスがけはできませんでしたが、日ごろ使用している車の洗車と車内の掃除を行いました。また、社内の床もピカピカに磨きあげ、気持ちを新たに今後の業務に携わることができそうです。

大掃除の後は、新入職員歓迎バーベキューを行いました。
会は大いに盛り上がり、新入職員は美味しい料理、先輩方との歓談を楽しみ、素敵な笑顔が見られました。部署の垣根を越えて、職員同士の懇親を深める貴重な機会となりました。
2024年度も職員一同が連携し合い、皆様の健康づくりをサポートさせていただけるよう邁進してまいります。

2024年度 新入職員研修

5月1日(水)

新年度が始まり、1ヶ月が経過しました。
淳風会では、2024年度 新入職員16名を迎え、3月28・29日に新入職員研修を実施しました。
今年度のテーマは、以下の通りです。
1日目:「淳風会を学ぶ。」「トップの期待と意向を学び、グループワークで理解を深める。」「社会人として必要なルールや振る舞いを学ぶ。」
2日目:「ポジティブメンタルヘルス受講を通して前向きな意欲を醸成する。」「淳風会の各部署の仕事内容を具体的に知り、全体を理解する。」

2日間を通した学びや気づきを終了後に提出して頂きましたが、A4用紙両面にびっしりと記入している職員ばかりで、意欲と熱意を感じました。
社会の一員、淳風会の一員、地域の一員として、笑顔でイキイキと活躍できるよう、これからも職員一丸となってサポートしていきます。