月別アーカイブ: 2024年12月

日本医師会の産業医研修Web研修会で講師を務めました

 (公社)日本医師会副会長の茂松茂人先生からお声をかけていただき、日本医師会が主催する令和6年度第3回産業医Web研修会で2024年12月19日に講師をさせていただきました。内容はストレスチェック制度に関するものでした。日本医師会認定産業医制度でWeb研修会がはじまっていることは聞き及んでおりましたが、講師を務めるのは初めてで、画面の向こうで全国の産業医が聴講していると思うと少々緊張しました。
 日本医師会会長の松本吉郎先生とは、日本産業衛生学会の理事長をしていた時に知り合い、「行動する産業医」の育成を目指して先生が設立された全国医師会産業医部会連絡協議会の立ち上げなどに協力させていただきました。最近では第34回日本産業衛生学会全国協議会(木更津市)で、松本先生の教育講演の座長をいたしました。松本先生は皮膚科を専門とされる医師ですが、嘱託産業医としても熱心に活動されており、お目にかかる度ご自身の体験から産業医の楽しさと、医師としての倫理観の重要性について教えていただいています。
 弊会でも、約750の顧客事業所を対象に産業医訪問事業(産業医派遣)を行っております。デジタルツールの活用、勉強会、検討会などを通じて、産業医活動の質向上に日頃から務めておりますが、松本先生が目指されるような倫理観に基づき行動する産業医の育成に一層努めて行きたいと思います。

一般財団法人淳風会
代表理事 理事長 川上 憲人


写真1 日本医師会令和6年度第3回産業医Web研修会(2024年12月19日)の講義の様子


写真2 日本医師会松本吉郎会長と第34回日本産業衛生学会全国協議会(木更津市)にて(2024年10月4日)

健診結果が皆様のお手元に届くまで~結果作成編~

12月20日(金)

淳風会には、岡山市の健康管理センター・倉敷市の健康管理センター倉敷へ受診者様が来所いただき行う施設健診と、健診車で事業所等へ出向き行う巡回健診の2種類があります。
今回は施設健診の結果票が出来上がるまでをご紹介します!

健診終了後、健診システムへ順次検査結果が反映されていきます。結果が揃い次第、システムによって判定付けを行い不備がないかを確認後、結果票をデータ化し、パソコン内の決められたフォルダに保存します。専用のツールを使用して数種類ある結果票を受診者様毎に印刷し、封入封緘機によって封筒へ封入しています。封入封緘機を使用することで手作業を減らし、誤封入防止に努めています。

淳風会における施設の年間受診件数は約12万件です。(2023年度)この膨大な件数を決して多くはないスタッフで対応しています。それを可能にしているのが専用のツールと封入封緘機です。

ご受診者様に少しでも早く正しい健診結果をお届け出来るよう、今後もスタッフ一同尽力して参ります!

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写真1封入封函機

アナフィラキシーについての勉強会を開催しました!

12月5月(木)

今年の秋は気温が高く秋らしさをあまり感じないまま師走となりました。
先月ロングライフホスピタルでは、光宗翔先生から看護師を対象にアナフィラキシーについての勉強会を開催していただきました。アナフィラキシーの病態・診断・初期対応についてご講演いただき、アナフィラキシーに遭遇した場合の対応について改めて理解を深めることができました。また勉強会後には各部署救急カートの薬品と物品を再確認するとともに、実際の対応手順について看護師間で話し合いスキルアップに繋げることができました。
現在ロングライフホスピタルの外来にも多くの患者さんがコロナ、インフルエンザ、帯状疱疹、HPVワクチンなど様々なワクチンの接種に来られています。今一度ワクチン接種後の副反応出現の可能性についても常に念頭に置き観察するよう心がけていこうと思っています。

岡山県は11月21日インフルエンザ注意報を発令しました。当院ではまだ流行の実感はありませんが、これから注意が必要です。マスクの着用など基本的な感染対策と免疫力UPのために日頃からバランスの良い食事・適度な運動・良質な睡眠を心がけましょう!

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