月別アーカイブ: 2025年8月

発熱外来 ~発熱・感染症患者待機室~

8月28月(木)

淳風会ロングライフホスピタルでは、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、発熱等の症状のある患者様を一般外来患者様と区別して感染症の拡大を予防するために、令和5年3月「発熱・感染症患者待機室」を設置しました。
発熱や咳、鼻水、のどの痛みなどのかぜ症状がある患者様や感染症が疑われる患者様に対して、コロナ抗原検査・インフルエンザ抗原検査などを実施し、適切に診断・治療を行うようにしています。抗原検査陽性の場合は、待機室で医師と電話診療を行い、陰性の場合は院内で通常診療を行います。また待機室には、陰圧装置を設置しており、ウィルス等が室外に拡散されないようにすることで検査施行者(看護師)への感染を予防しています。
直近では令和6年12月が特に検査実施数が多く、インフルエンザ・コロナウイルス抗原検査を92名の患者様に実施し、季節性インフルエンザ陽性30名、新型コロナウイルス陽性10名を検出しました。今年に入ってからも平均27名/月の患者様が発熱外来を受診されており、現在新型コロナウイルス陽性者が増加傾向にあります。今一度マスク着用、手指消毒など基本的な感染予防対策の徹底をお願いいたします。

また、当院は「患者様をお待たせしない」をモットーに、医師、看護師、コメディカル、事務スタッフが連携して対応しています。これからも、患者様が安心して医療を受けられる外来づくりに努めてまいります。

帯状疱疹ワクチン接種について

8月21日(木)

淳風会では、帯状疱疹ワクチンをはじめ、各種ワクチン接種を行っています。
令和7年度から、65歳以上の方などを対象に帯状疱疹ワクチンの定期接種が開始されました。
定期接種は、令和7年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方、101歳以上(令和7年度限り)の方などが対象で、接種費用の一部が公費負担で受けることができます。
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って痛みを伴う水痘(水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。
合併症の一つに、皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。
淳風会倉敷クリニックでは、帯状疱疹不活化ワクチンの接種について、以下の費用で接種いただけます。
・公費補助対象の方で倉敷市にお住まいの方:12,000円×2回
・公費補助対象の方で岡山県内の倉敷市以外にお住まいの方:各市町村の設定料金×2回
・一般の方(公費補助なし自費接種):21,560円×2回
公費補助の接種期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日となります。
淳風会倉敷クリニックでは、肺炎球菌ワクチンなど、その他ワクチンとの同時接種も可能です。
事前予約制につき、接種ご希望の方は、淳風会倉敷クリニックまでお電話にて申し込みをお願いいたします。
皆様の疾病予防に淳風会をご活用いただければ幸いです。

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一般社団法人「心の健康投資推進コンソーシアム」が設立されました

このたび、「心の健康」投資拡大に向け、心の健康サービス事業者が会員となった全国組織、一般社団法人「心の健康投資推進コンソーシアム」が設立されました(https://mwi.or.jp)。一般財団法人淳風会健康管理センターもこの団体に参加しております。このたび川上が初代代表理事に就任しました。
経済産業省は、健康経営を推進する企業においてメンタルヘルスに関する課題認識が最も高いことから、2023年に産官学による「職域における心の健康関連サービス活用に向けた研究会」を立ち上げました。研究会からは、『サービスの創出と活用に向けた提言 』や雇用主に向けた『「心の健康」投資・実践ガイド』などが作成されました。一般社団法人「心の健康投資推進コンソーシアム」の設立は、この流れを受けたものです。
この団体では、産官学のステークホルダーが協力して、職域での「心の健康」投資という考え方を普及し、企業の課題にあったサービスを選択できるウェブツール「ウェルココ」(本年10月公開予定)を運営することで、仕事の生産性やワーク・エンゲイジメントの向上、そして組織のパフォーマンス向上を支援することを目指します。企業の皆様におかれましては、この団体およびサービスを選択ツール「ウェルココ」を活用いただき、健康経営におけるメンタルヘルス対策を推進いただければ幸いです。

一般財団法人淳風会
代表理事 理事長 川上 憲人

一般社団法人「心の健康投資推進コンソーシアム」概要
ウェブサイト: https://mwi.or.jp/
会員:
• 一般会員 63団体
• 賛助会員 4団体
会員一覧はこちらを参照ください。https://mwi.or.jp/membership/
代表理事:
• 川上 憲人(一般財団法人淳風会 代表理事 理事長 / 東京大学名誉教授)
理事:
• 飯野 航平(株式会社MentaRest 代表取締役 CEO)
• 榎本 正己(株式会社ジャパンEAPシステムズ 代表取締役社長)
• 荻原 英人(ピースマインド株式会社 代表取締役社長)
• 住田 健介(株式会社アドバンテッジリスクマネジメント 取締役 メンタリティマネジメント事業部門担当 上席執行役員)
• 野本 有香(株式会社JMDC プロダクトビジネス本部 事業推進部 部長)
• 前田 一寿(一般社団法人日本EAP協会 理事長)
• 箕浦 慶(Upmind株式会社 代表取締役社長)
• 結木 啓太(株式会社ラフール 代表取締役社長)
監事:
• 新村 達也(株式会社パソナセーフティネット 代表取締役社長)
• 玉井 仁(東京メンタルヘルス株式会社 取締役 カウンセリングセンター長 相談事業担当)

「岡山たいようプロジェクト」シンポジウムに参加

2025年7月28日(月)

さん太ホール(岡山市)で開催された「岡山たいようプロジェクト」のシンポジウムに参加してきました。

「岡山たいようプロジェクト」とは、山陽新聞社・岡山県・岡山大学が連携し、県外への人口流出を抑止するため、働きたい&暮らしたい岡山をつくることを目的として始動したプロジェクトです。

今回のシンポジウムでは「女性、若者に選ばれる岡山になるために~多様性で組織を動かす~」と題して
SDGパートナーズの田瀬和夫氏、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティの及川美紀氏による基調講演、またCキューブ・コンサルティング西原立氏を進行役として、伊原木県知事、行雲の犬養拓氏、田瀬氏、及川氏による座談会が行われました。

今回のシンポジウムを通して、無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)が様々な機会を妨げており、各人がそれを認識する必要があること、女性が働きやすい環境にするためには、男性の育児休業取得を推進し女性が稼げる環境に整える必要があること、地域環境だけではなく職場環境も含め、自分らしく生きることができれば人口流出も妨げられるといったお話があり、日頃の生活では気が付けない気づきがたくさんありました。

多様性とは、「女性を優遇する」ではなく、
「男性も女性も等しく成長や活躍の機会を持てるようにすること」という視点が特に印象的でした。

また、年齢や性別、部署にかかわらず、様々な方と「対話」を重ねることで、会社の価値観や規範が整い時代に合ってくるというお話しに感銘を受けました。

一人ひとりの働く環境を整え、淳風会が選ばれる企業になるよう努めて参ります。


懇親会会場にて及川美紀氏と共に