みなさんはピンクリボンを目にしたことはありますか。10月になると街中で目にする方もおられるのではないでしょうか。
10月は、乳がん早期発見強化月間として全国でピンクリボン運動が行われます。ピンクリボン運動とは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することを目的に行われる世界的な啓発キャンペーンです。乳がんで亡くなった患者さんの家族が、同じような悲劇が繰り返されないようにと願いを込めて作ったリボンからスタートした活動になります。乳がんは女性がかかるがんの中で最も多く、日本人女性の9人に1人が一生のうちに乳がんを経験すると言われていますが、早期に発見すれば90%は治るとされています。そのためには定期的な乳がん検診(マンモグラフィ・超音波)が重要となります。
ところで、「ブレスト・アウェアネス」という言葉をご存知でしょうか。これは、自分の乳房の状態に日ごろから関心を持ち、乳房を意識する生活習慣のことです。定期的ながん検診も大切ですが、自分の手で触って、目で見ることで自分の身体のことを知っておくことも重要な予防になります。しかし、実際行おうとしてもやり方が分からない、ということはありませんか。淳風会健康管理センター(岡山・倉敷)の女性フロアには乳房触診模型やブレスト・アウェアネスの方法が記載された資料等、実際に触れることができるブースを設置しています。ぜひ、健診の合間に触ってみてください。ブレスト・アウェアネスはお風呂の中で体を洗う流れでできる行動です。日常生活に取り入れ、習慣化していきましょう。
乳がんは他人事ではありません。
ピンクリボン月間をきっかけに、ぜひ一度「自分の胸に意識を向けること(ブレスト・アウェアネス)」から始めてみてくださいね。
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