10月21日(火)
10月も中旬を迎え朝晩はようやく過ごしやすくなってきました。猛暑の日々を思い返すと、「今年もよく乗り切ったなあ」という気持ちになります。
環境管理課の職員は、毎日さまざまな事業所を訪問し、有機溶剤や粉じんを取り扱う作業場所などで、作業環境測定を行っています。
測定作業は、夏場の高温多湿な環境や、風通しの悪い屋内など、過酷な条件下で行われることも多く、熱中症のリスクが高まる場面もあります。
今年の夏は本当に暑さが厳しく、現場でも熱中症対策が欠かせませんでした。
今年は、熱中症対策の一環として「ペルチェ素子」を使った冷却ベストを試験的に導入いただきました。ペルチェ素子とは、電気の力で表面を冷やす小型の半導体部品で、クーラーのような仕組みを衣類に組み込むことができます。
実際に着用したところ、
背中や胸元がじんわり冷える感覚がある
扇風機付きの空調服と比べると、粉じんが舞いやすい環境でも使いやすい
バッテリーの持ち時間は課題だが、局所的に涼しくできるのは良い
といった感覚を受けました。従来の空調服や保冷剤ベストと比べても、それぞれの現場に合った組み合わせで活用できるそうです。
猛暑の影響は年々強まっていると感じます。来年以降も確実に「今年以上の暑さ対策」が必要になるでしょう。今回の試験導入で得られた知見を踏まえ、さらに快適かつ安全に作業できる環境づくりを進めていきたいと考えています。暑さが和らいだ今だからこそ、振り返りと次の準備を。来年も安心して働けるよう、環境管理課も皆さんと一緒に対策を考えてまいります!!
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