健康経営が業績向上や
人手不足解消に

従業員の健康保持・増進に取り組むことは、従業員の活力向上や生産性向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や組織としての価値向上へつながることが期待されています。 よって企業は、従業員の健康管理を強化し、早期発見・早期予防により疾病の発生を減らし、職場におけるストレスの軽減を行い、さらに健康的な生活習慣への改善を促す健康教育の推進が求められています。

これらの取組により、心身の不調による休職者や、職場環境悪化による離職者が減り、従業員の雇用維持と生産性向上が期待できます。 さらに取組内容や、健全な働き方のエビデンスを対外的に示すことで、新卒や中途採用における他社との差別化にもつながり、人手不足の解消も実現できると考えます。

過労死の原因は過重労働

業務による身体的、精神的に過重な業務により、脳心血管系の突然死を起こした状態を過労死と言います。また、過重労働によりうつ病を発症し自殺した場合も過労死として扱います。 従業員は労務を提供し、経営者は従業員の生命・身体・健康を守ることによって雇用関係が成立しているので、経営者は安全配慮義務により、物理的安全（けが、事故）だけでなく、心身の健康（過労死、うつ）への配慮が必要になります。