2月25日・26日、幕張メッセで開催されたDX総合EXPOへ淳風会職員5名が参加してきました。目的は、2026年度から本格始動した淳風会の「AI・DX推進プロジェクト」に向けた情報収集です。本プロジェクトは、24時間予約対応、待ち時間短縮、画像を含む電子結果報告、ご受診後の行動を促すお知らせ通知など、淳風会をご利用いただく皆様へのサービスを革新し、健康づくりのパートナーとして寄り添う組織の実現を目指すものです。そのために生成AIやRPAを導入し、社内業務の効率化やコスト削減にも取り組み、顧客体験の革新による予防医療の推進と健康寿命の延伸に貢献し、地域の健康を守ります。
事前に各部署から集めた悩みは、どれも切実でした。「予約や受付業務をもっと効率的にできないか」「問い合わせ対応をよりスムーズにしたい」「紙書類が多い」などです。これらを解決できるヒントはあるか、という視点で各ブースを回りました。
会場で強く感じたのは、DXが“検討”ではなく“実装”の段階に入っているということです。特に目立っていたのは、生成AI、RPA(業務自動化)、ペーパーレス化、そしてデータの可視化でした。生成AIの活用例は想像以上に具体的で、議事録の自動作成、問い合わせ一次対応など、すぐにでも試せそうなものが多数紹介されていました。医療機関での導入事例もあり、「まずは内部業務から小さく始める」という現実的なスタートが見えてきました。
また、RPAによる定型業務の自動化は健診業務との相性が良いと感じました。予約データの転記、メール返信、請求処理など、ルールが明確な作業は自動化の効果が出やすい分野です。最初の成功体験を作るには、非常に有効だと感じました。もちろん、医療機関として忘れてはならないのがセキュリティと個人情報保護です。利便性や効率性だけでなく、情報管理体制や契約条件の確認が前提になります。
DXはスピードも大切ですが、慎重さも同じくらい重要です。「小さく試す」「効果を測る」「成功事例を広げる」。この積み重ねこそが、重要であると感じました。技術を導入することが目的ではありません。目指すのは、現場の負担軽減と医療の質向上、そして受診者様への快適なサービスのご提供です。AI・DX推進プロジェクトはまだ始まったばかりですが、今回の視察はその第一歩として、大きなヒントを得る機会となりました。
今後、具体的なアクションに落とし込みながら、着実に前へ進めていきたいと思います。

